感じる I feel

日々の出来事。自分の内面で起こってることを綴る日記。

「問い」

「何でこんなにも上手くいかないんだろ?(笑)」

哲学者の故・池田晶子さんは「考えるとは、「忍耐」と「辛抱」がともなうことなんだよ」っと教えてくれた。

自分への「問い」
その時の「ある(状態)」の観察

いつからする様になったんだろ?

小さい時は、してたんだろうか?あまり記憶がない。
少なくとも社会人になってから、つい最近までは自分への「問い」など、やってこなかったと思う。

そんな「考え方(?)」を、知らなかったから。

「知らないこと」を「知る」と言うのは、本当に凄いことだと思う。
それを本質的に「(深いところまで)分かる」っと言うのには、忍耐と辛抱が、ぼくの場合は必要で。
「試して」「上手く使える」様になって、「習慣化」され自分にとっての当たり前になって。
そこには、今までの使い勝手の良かった、しかし、すでに上手くいかなくなってしまった「もの」を、手放すことが必要で。

この数ヶ月は、休みの日以外にも作れた時間の多くを「読書」に使ってきた。

「上手くいかないこと」が、ぼくの人生には多すぎるのだろうか?(笑)

学生の頃は、全くといっていいほどやって来なかた「学び」を、40代もあと数年となった今、遅れを取り戻すかの様に「学び」をしている。

学べば学ぶほどに、自分の「無知」を知る(笑)
学べば学ぶほどに、自分の「もの」の捉え方が変化していくんだろう。平易な言葉で言うと「同じ景色なのに、見えてる世界が変わった」
だから、現れてくる感情も変わって、瞬間の味わいも変わった。

「何でこんなにも上手くいかないんだろう?」

なんか「問い」が違う気がしてきた。

「何が上手くいってないんだろう?それは、自分でコントロール出来ることなの?それとも、出来ないことなの?」

なるほど(笑)

「雨が降ったら、傘をさす」

松下幸之助の言葉で、自然の理法にしたがって生きなさいっという意味。
果たして、我々は自然の理法にしたがって生きてるんでしょうか。

先日、長野県出身の電気屋のおじさんと話をしている時
「何月になったら雪が降り始めるから、それまでの間に外での仕事は終わらせなきゃいけない。雪で仕事ができなくなから。それに、雪解けまでの何月から何月までも出来ないので、その間は他の仕事をする」

ほーー
なるほど
「仕事の締め切り=納期」
日々の生活自体が、自然の制約を受ける、っというか、自然にそって生きている。

多分、人間らしく生きるって、そういうことなんだとわたくしは思います。

わたくしが働く製造業の業界
品質・価格・納期
いわゆるQCD
クライアントさんからの一番多い要求は「納期面」です。
短納期の要求が圧倒的に多いです。
ただ、いつも違和感があるのが、「そんなに早く必要なの?」です。

昔に比べたら、機械化され圧倒的に生産効率は良くなりました。
アナログの製造業なので、効率化には限界があります。
なのに「もっと、早く。もっと、早く」

??

作家の山口周さんは、著書の中で「エコノミーにヒューマニティーを取り戻そう」と、ポスト資本主義を提唱してくれてます。

我々の中にインストールされている、OSとしての資本主義。

20〜30万年前に他のサピエンスを滅ぼして、今に至るホモ・サピエンス
およそ250年前に起こった産業革命
30年前から今もなお成長し続けるIT革命。

しかし、ホモ・サピエンスは、産業革命前までは「自然の理法」にそって生活してきたそうです。
季節と日の出、日没にそって働き生活していたものが、産業革命で時計が量産され、時間という概念が社会システムにインストールされたそうです。

急速に変化している社会構造。

マクロな視点とミクロの視点。行ったり来たりできる胆力。

歴史、リベラルアーツを学ぶことが「心豊かに生きる」上で大切な時代だと、わたくしは感じました。

「自らをマネジメントすることは常に可能である」

甥っ子が中学校へ行ってから、伸び伸びして生き生きしてるんだよね。
素晴らしいね!!
小学校の時とは変わって、周りの子の(学力・意識の)高いレベルが刺激になって相乗効果で自分も成長できてる実感があるんだろうね。
叔父として、ほんと嬉しいよ!!

っと、言うことはだよ。
小学校時代は、周りのレベルが低かったってことになるね。
なるほど。
それは、先生も友達も、なんだろうね。
なるほど。
先生=上に立つ役割の人だね。

職場に行って話して楽しいのは、二人の幹部。
彼ら、本当に学んでくれてるね。
使う言葉が変わってくると、ひとは本質的な行動変容が起きてるんだよね。素晴らしい。
彼らの部下たちも、働きやすいのが雰囲気でわかるね。

コーチングの仲間と話してるのも、楽しいね。
「人の中には生まれながらにしてコーチって人がいるって聞きますけど、(自分の名前)さんってそれですよね」って、おだててくれる人もいるしね。笑
お互いが尊敬しあってる関係なんだろうね。
それに、みんなおれより若いのに本当に本業以外で学んでるしね。素晴らしい!!
おれの知らないグローバルでのビジネスの話なんかは、もの凄く刺激になるよね。


他人からの評価って、そんなに必要なんだろうか?
ルフレッド・アドラーは言うよね「他者承認欲求なんかいらない」っと。
他者承認欲求が強いと、他人の目に振り回されて自分のあるがままの人生が送れないから、不自由で苦しいよね。
最近だと、SNSの「いいね」がいい例ではあるけど、それ以外の場でも散見できるよね。
他者承認欲求が強い人を見ると、ほんと可哀想になる。苦しいんだろうな〜って。
一生懸命、他人からの評価を求めちゃうんだよね。

アドラーは、こうも言うよね。
「課題の分離をしなさい」っと。
一生懸命やるのは、その人の課題。
その結果、周りが評価してくれるしてくれないは、周りの課題。
むしろ、自分がやりたい!!ってことであれば、他人からの評価なんてそもそもいらないっしょ。
中には褒めてくれる人がいるかもだけど、その「褒められたい」ってのがそもそもの動機じゃないしね。

それに、ドラッカーが言う様に「周りは自分の思い通りには絶対にならない!!」だからね。
「しかし!!自分のことは常にどうにでも思い通りになるぞ」なんだよね。
だけど…他者承認欲求が強い人たちって、周りを自分の思い通りになると、勘違いしちゃってるんだよね。
周りにとっちゃ、本当に迷惑な話だね。
そう言う人たちは、大きな声出して相手を威嚇したり、不機嫌な態度をとったりして、周りが自分の思い通りになった過去の(誤った)成功体験があるのかもしれないね。
そうやって思い通りになったと思われる周りの人たちはどうなったか?
思考停止のイエスマンで、共依存の関係、だね。
アドラーは、こう言ってるね。「教育の目標は、自立である」っと。
共依存の関係って、本当に不自由だと思うよね。
そして、自律し自立できてる人間は、本当に素晴らしいね。


先ほどから、アドラードラッカーの名前を出してるけど、「ビジネスマンが知っておいた方がいい3名」っと言うのがあるんだ。
心理学の巨匠・アドラー経営学の神様・ドラッカー、7つの習慣のコヴィー、ね。

ひとは、歳を重ねたからといって、立派になっていけるわけではないね。
立派になる人は、やはり学び続けているよね。
一般教養が豊富だよね。いわゆる「リベラル アーツ」と言われるものだね。
「哲学」「歴史」「経済」「文学」「アート」「サイエンス」…

わたくしは、ひとから認められたいって言うよりは、常に生き生きした人でありたいと思ってます。
『LIFE SHIFT』の著者 リンダ・グラットンさんは、本の中で「人生の最終的な目的は、幸福を最大化することだ」っと。
だから、自分の周りの人が生き生きすることもサポートしてあげたいね。
「過去と他人は変えられない。しかしながら、自分と未来は変えられる」ドラッカーの言葉ね。
なので、あくまでもサポート!!他人を変える気は、さらさらありません!!そもそも、変えられると思わないし。笑。そのエネルギーがあるなら、自分を変えて成長することに使わせていただきたい。笑
ただ、周りのひとからの「価値観の押し付け」で、生き生き出来ない人たちがいたら、全力で守ってあげたい。
なぜなら、ひとは他人のために生まれてきたわけじゃないから。
自分の命を、自分の人生のミッションを成し遂げるために、生まれてきたのだから。

日本は人口オーナス期

人口オーナス(オーナス(onus):負荷・重荷)

2023年12月28日にやっていた『池上彰のニュースそうだったのか!!あなたの常識アップデート!年末SP』の中の、「人口オーナス期」の話をしている中で、池上さんが話した言葉が、ものすごく印象的でした。

「結果的に、経済成長が以前ほどではなくなってしまったわけですね。今後、とにかく豊かになればいいんだではなく、どうすれば本当に一人ひとりが幸せになれるのかっていうのを考えていくこと。あるいは、価値観を変えなければいけないって、ことですね」

なるほど。
価値観を変えなければいけない

価値観を変える?
ぼくは、こっちの表現の方がしっくりくるかな
「自立して、自分の人生に責任を持って生きる」

こないだネットを調べていたら「ビジネスで絶対に知っておきたい、3人の人物とは」っというページに辿り着きました。
その人物は、ピーター・ドラッカー、アルフレッド・アドラー、スティーブン・R・コヴィー

ドラッカーは「自分をマネジメント出来なければ、他者をマネジメントすることは出来ない」っと言いました。(自分をマネジメント=セルフマネジメント=自律)

アドラーは「教育の目標は、自立である」と言いました。

コヴィー博士は「共依存から、まず自立。そして、相互依存へ」と言いました。

ぼくは、こう考えています。
知らず知らずのうちに擦り込みさせられた世間からの常識。気付かぬうちに他者から押し付けられた価値観。それらによって思考停止に。そして、自分の感情の不感症に。

まずは、自分の感情に気づいてもらいたい。
何を大切にしているか、を。
それがあなたが本当に大切にしたい「価値観」だから。
そして、その価値観を大切にする生き方。それが、自立であるから。

「いま、何を感じてる?」

我々コーチがよく使うPower Question

コーチングの時にクライアントさんに使うだけでなく、普段の日常の中で自分に投げかけている「問い」
実に面白い。

今朝も街を散歩をしながら
自分に響くワードの一つ「冒険」を思い浮かべながら、身体に起こってくる感覚を観察。
なるほど。

好きなワードを思い浮かべるだけで、身体に起こる好ましい感覚。

人間って、実に面白い。